2017.10.5 真の良家の躾
身を美しくすると書いて「躾」
日本人が作ったとされれるこの美しい漢字からは、
親が身をもって示してゆくことが躾の基本であると考えた
当時の人々の思いが伝わってまいりますね。
これは、現在の皇后陛下が皇太子妃でいらした頃の有名なお話です。
母となられた美智子様は「ハウスキーピングが出来ない女性は何をしてもだめ」とお考えになり、
東宮御所に家事室をおつくりになり、多忙なご公務の中、自ら紀宮様(当時)に家事をお教えになりました。
プリンセスのみならず、栄枯盛衰の歴史を持つ真の名家では、
家事もきちんと教えます。
生きる力のすべてが含まれる家事を教えることは、
深い愛情と幸福な未来への祈りを込めた
親から子への贈り物なのです。