Elegance Lore

エレガンスの伝承

エレガンスの神髄は
高度に洗練された自然体
日々の暮らしは
自らを芸術品へと磨き上げる 道程

The essence of an elegance is a Japanese-Zen mind.
Everyday life is a journey to polish oneself with a work of art.

Maria Kozuki

Maria Kozuki
©Kuninobu Akutsu

上月マリアの言葉と語りをお届けいたします

言葉・語り Maria Kozuki
音楽 「Blessed Life 〜生命礼讃」
作曲 Maria Kozuki 編曲 Yu Takao

淑女の精神

美しさについて

神様のお姿

先が見えない時には

誰もが持つ至宝

祈り 〜for True Peace〜

淑女の生き方

2018.08.15 和合

「一枝梅花和雪香(いっしのばいか  ゆきにわしてかんばし)」

これは、「白い雪の中で、 一輪の白梅が馨しい香りを漂わせながら咲いている」という情景を通じて、「和合」をうたった禅語です。
白い雪と白い梅とは、一見すると見分けがつきません。しかし、近づいてみるとその白さは
異なり、雪は雪、梅は梅として存在し、互いにしっくりと溶け合い、見事に和合しています。そして、異なるもの同士が溶け合っているからこそ、雪の清浄さは際立ち、白梅の芳香は増し、景色全体もますます素晴らしいものとなり、見る者の心を惹きつける・・・。なんとも味わい深い禅語ではございませんか。

今日は終戦の日です。
 20世紀は難民の時代であり、その悲劇は21世紀の現在もなお続いています。
なぜ難民が生まれてしまうのか・・・・。この理由を知れば、
難民がいなくなるということ、すなわち、不条理に住む場所を奪われる民族がいなくなるということが、結果的には、人類が平和になるということなのだと分かります。

地上で自ずから一体となる雪と白梅の如く、肌の色や思想が異なりましても同じ人間であるという、この当たり前のことへの理解が当たり前に為され、共存共栄の未来へと舵取りがなされますことを、切に願いやみません。