2019.03.26 洗練され上品に年を重ねることの意味
開門間もない御苑の
枝垂桜を眩しく見上げる
﨟長けたご婦人のたたずまい。
生命の美しさと人間性の美しさの響き合う
一幅の絵画のようなその光景に
訪日観光客の方々も 心奪われたのでしょう。
ひとり、また、ひとり・・・
レンズから目を離し
物想う表情になり
優雅な景色に溶けこんでゆくのでした。
思えば、
国の違いを超えて人々の心を穏やかにし
その場に平和をもたらす
真の気品というものの持つ大きな力、
洗練され上品に年を重ねるということの真意を、
現在の天皇皇后両陛下も常に身をもって
わたくしたちにお示しくださいました。
「今日を精一杯生きる。生かしていただく。」
すべてはこれに帰結するという普遍性をしみじみと味わう
平成最後の桜の季節です。